2021.05.10
SECURITY
完全個室のレンタルオフィスは仕事がはかどるってホント?
働き方改革やコロナ禍の影響もあり、会社や自宅以外のワーキングスペースとして注目を集めているのがレンタルオフィスです。また、テレワークだけでなく起業家やフリーランスの方にとっても、自分に適したオフィスを構えることで、業務を円滑に進めるための第一歩になります。
そこでこの記事では、レンタルオフィスの中でも独立性の高い、個室タイプの特徴やメリットやデメリットをご紹介します。
個室タイプのレンタルオフィスとは?
従来の賃貸オフィスと比べて入居のハードルが低く、業務に必要な設備が揃っているのが特徴のレンタルオフィスですが、最近ではさまざまなタイプが登場しています。その中でも主流と言える個室タイプを中心としてそれぞれのレンタルオフィスの特徴を解説します。
レンタルオフィスの種類
レンタルオフィスの中でも最もベーシックなものが個室タイプになります。それぞれのオフィスの違いは以下の通りです。
オフィスの形態によって、最適な利用人数が異なるので、個人で利用するにしても、打ち合わせの有無など、自身以外が利用する可能性も視野に入れて最適なオフィスを選びたいですね。
賃貸オフィス | レンタルオフィス | シェアオフィス | バーチャルオフィス | |
---|---|---|---|---|
契約形態 | 賃貸借契約 | サービス利用契約 | サービス利用契約 | サービス利用契約 |
ワークスペース | 個室 | 個室 | フリーアドレス | 無 |
賃料 | 高め | 比較的安価 | 安価 | 安価 |
利用人数 | 数名~ | 1名~数名 | 1名~ | – |
契約期間 | 2年~ | 1ヶ月~ | 数時間~ | 1ヶ月~ |
なお、上記については一般的な例になりますので、詳細はそれぞれのオフィスによって異なります。
賃貸オフィスは従来のオフィス形態で、個室が確保されているものの、契約のハードルが高いことや設備を個人で用意しなければならないなどのデメリットがあります。
一方で、レンタルオフィスやシェアオフィスは個人でも利用しやすいのがメリットです。
バーチャルオフィスとは、法人登記用に住所のみを貸し出す形態です。ワーキングスペースを自宅に確保できる方に向いています。
個室タイプとシェアタイプの比較
レンタルオフィスを個人で利用する際に比較対象となるのが、シェアタイプのオフィスです。シェアタイプはコワーキングスペースなどとも呼ばれ、広いオフィスを数名で共有し、デスクもフリーアドレスが基本となります。
個室タイプとシェアタイプは用途が似ているため、同じフロア内に個室スペースとシェアスペースを設けているレンタルオフィスもあります。契約形態は、個室利用契約とフリーデスク会員などと呼ばれる契約に分かれています。
完全個室タイプってあるの?
一口に個室タイプと言ってもさまざまなものがあり、大きく分けて完全個室タイプと半個室タイプがあります。半個室タイプは、広いスペースをパーテーションなどで仕切っており、その区画内は専有できるタイプになります。
半個室タイプは一定のプライバシーは確保されるものの、オフィス空間自体は共有となるため、先程ご紹介したシェアタイプと同様の形態と言えます。
完全個室タイプの特徴
現在主流となっており、人気が高いのが完全個室タイプになります。完全個室タイプの主な特徴は以下の通りです。
✓ ドアがあり施錠が可能
✓ 専用のデスクやチェアが用意されている
✓ 防音仕様になっているタイプもある
✓ 専用の書庫スペースや収納がある
✓ 24時間出入り可能のオフィスもある
✓ レイアウトの自由度が高い
✓ 個室ごとに独立したネット環境がある
✓ シェアタイプよりも料金が高め
詳細はそれぞれのオフィスによって異なりますが、セキュリティの高さや静寂性、プライバシーの確保などがシェアタイプより優位であると言えます。この他に、個室ではあるが欄間がオープンになっているタイプもあります。
完全個室タイプのメリットデメリット
先程ご紹介した完全個室タイプのメリットとデメリットについてご紹介します。
完全個室タイプのメリット
完全個室タイプのメリットは以下のとおりです。
セキュリティが高い
個室ごとにドアがあり施錠が可能のため、他のレンタルオフィスに比べて盗難や情報漏洩のリスクが低く、安心して業務に取り組むことができます。また、個室ごとに独立したネット環境を用意しているレンタルオフィスもあるので、ネットセキュリティの面からも安心できます。業種に関わらず個人情報の保護対策は必要なので、ビジネス利用のオフィスを選ぶ上では重要なポイントと言えるでしょう。
静寂性があり、プライバシーが確保されている
防音仕様の完全個室タイプでは静寂性が保たれるため、業務に集中することができます。また、頻繁に電話でやり取りをする方は、周りを気にする必要がないため、円滑に業務を進行することができる点もメリットです。
電話で特定の個人や会社の話をするときでも安心です。
専用スペースを確保できる
専用のワークスペースや収納を利用できるため、プライバシーを確保できます。また、業務に必要な書類やPCをその都度持ち出す必要がなく、効率よく業務を進めることができます。
完全個室タイプのデメリット
完全個室タイプのデメリットは以下のとおりです。
他のレンタルオフィスに比べてコストが高い
完全個室タイプは専有空間が確保されているため、シェアタイプに比べて利用料金は高めに設定されています。ただ、従来の賃貸オフィスに比べると初期投資の必要が少なく、スピーディーに利用開始できる点は利点であると言えます。
他の利用者とのコミュニケーションが取りづらい
周りの人とのコミュニケーションや交流を通じて事業を発展させている方にとっては、完全個室のメリットであるプライベートの確保はデメリットとなります。
ただ、コミュニケーションとプライバシーの両立を図りたい方などは、同じフロアで個室タイプとシェアタイプの両方を利用できるレンタルオフィスのご検討をおすすめします。
完全個室が向く人
先程は完全個室タイプのメリットとデメリットを解説しました。ここからは、どのような人が完全個室タイプのレンタルオフィスが向いているのかをご紹介します。
プライバシーを確保したい
周りに人がいると仕事に集中できない方、個人で利用するので静かな空間が欲しい方は、一定の静寂性が保たれている完全個室タイプが向いています。また、業務で機密情報を扱う方も、電話の会話内容が漏れたり後ろからPC画面を見られたりするリスクを抑えられるため、完全個室をおすすめします。
複数人で利用したい
個人での利用であればシェアタイプでも問題はありませんが、基本的に複数人での利用を想定している方や、個人での利用がメインでも打ち合わせなど、複数人で利用したいときがある方は、個室タイプの方が会議利用もしやすく効率的です。
会議室のあるシェアタイプのレンタルオフィスもありますが、別途料金が掛かる場合が多く、コストが嵩む要因となります。
セキュリティを万全にしたい
士業など、個人情報といった機密情報を扱う方にとっては、セキュリティの確保は重要な要素です。そのような方には、ドアの施錠ができてセキュリティを確保できる完全個室タイプが最も有効な選択となります。
重要書類なども個室内に保管可能なので、書類をメインに扱う方にもおすすめです。また、個室ごとに独立したネット環境を提供しているレンタルオフィスもあるので、共有ネットワークに比べて高いセキュリティを利用できます。
いつも決まった場所を利用したい
フリーアドレスのシェアタイプと違い、個室タイプは毎回同じ場所を利用できるため、固定した席で落ち着いて作業をしたい方にはおすすめです。
まとめ
最近ではいろいろなレンタルオフィスがあるので、個人での利用を検討する段階でいろいろと迷ってしまいがちです。法人でなくても個人で契約しやすくなっていますので、契約をする前にまずはご自身の用途と優先順位を決めてから検討をすることが、快適なレンタルオフィスの利用の第一歩となります。
上質な個室レンタルオフィスをお探しなら⇒レンタルオフィス「Gran-S」
個人での利用がしやすい、完全個室タイプのレンタルオフィスもさまざまなものがあります。この記事をご参考に、あなたのビジネスに最適なレンタルオフィスを探してみてください。